俵ヶ浦半島の魅力発信!!|チーム俵

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September 9 2019

木のものづくりプロジェクト/バードコールの試作

俵ヶ浦半島は九十九島や佐世保港を臨む景色が自慢のエリア。
チーム俵トレイル部では、そんな美しい眺望を邪魔している樹木を伐ったり、トレイルコース上に、ゆっくり景色を楽しんでいただく休憩スポットを整備しようと、ベンチを作って設置するなど、俵ヶ浦半島の魅力アップに取り組んできました。

こういった活動を続けていくには、担い手や資金が必要です。

そこでトレイル部では、景観のために伐採した木を使ってオリジナル商品を作ろうと、「木のものづくりプロジェクト」を進めています。

佐世保市内で自然体験活動やクラフトを行っている岩下直人さんに講師をお願いして、まずはアイデア出しから。地元のタブやカシ、マテバシイ、ヤブツバキなどの自然木から、みんなで楽しく作れて、半島に遊びに来る人達にも喜んでもらえるものを考えました。
大きな材は丸太のまま使ってベンチに、子供たちが安心して遊べる積み木は? 半島で遊んでもらえるバードコールもいいね!
たくさん出されたアイデアから、今回「バードコール」の試作品を作ってみることに。


旧野崎中学校の木工室を借りて、手持ちの工具や照明を持ち寄り、伐採したヤブツバキを加工します。


最初に岩下さんから、木の特徴や乾燥について、製造工程や工具の使い方、けがをしないように注意点などのレクチャー。

そして早速バードコールづくりへ。


材料は2年前に展海峰のツッテホッテ裏の眺望を確保するために伐採したヤブツバキを活用。様々な枝ぶりの中でも、虫喰いがなく、手頃な形状の箇所を探しながら、それぞれイメージする大きさでカットしていきます。中には久しぶりにノコギリを持った人もいて、感覚を思い出しながらの作業となりました。


バードコールを作ろうと決まった後、すぐにたくさんの試作を始めていた中里孝喜さん。日曜大工が趣味とあって、慣れた手つきでみんなをリード。


同じくすでにバードコールの試作をしていた金子享さん。
「うちの近くの裏山で鳴らしてみたら、すぐ鳥が鳴いて上空に来ましたもんね。」と楽しそう。
俵ヶ浦半島には野鳥も多く、半島の自然環境を楽しむツールになりそうです。


作業時間は10分程度で、開けた穴にアイボルトをねじ込むと完成。
「材料が違うとだいぶ音が違うばいね。」「こっちの方が音が高くてキレイかね。」と、すぐに綺麗な音があちこちで鳴り始めました。


あとは削ったり磨いたりしながらオリジナリティを出していきます。みなさん集中しながら作業を進行中。


トレイル部部長で農家の山口昭正さんは、
「木で作った商品は腐らず長くもつのがよかですね。伐採木を活用すれば“俵ヶ浦半島産”としても売り出せますし。次はもう少しアレンジを加えてみて、アクセサリー感覚で持てるようにしても、よかかもしれんですね。」と、商品化に向けてイメージを膨らませます。

皆さん久しぶりの木工作業に熱中してあっという間に予定の2時間となりました。

トレイル部副部長で木のものづくりプロジェクトの主担当、長嶺達夫さんは、
「今日はみんなに楽しんでもらえてよかったです。続けていくためには、半島の皆さんに楽しんでもらうことが最初の一歩ではないかと思っています。ただ、これからは売り方が大事で、説明書きやパッケージのデザインなども大事だと思います。実際この商品をどのように売り出していくか、今後検討していきたいですね。」と話してくれました。

講師の岩下さんからは、
「販売の方法や数量などによって手間のかけ方も変わってきます。もちろん、作業の安全面を確保することも重要。伐採木の乾燥も数年かかるので、計画的な材料の確保も必要ですね。継続的に行っていくためにも、俵ヶ浦半島に適した生産方法を検討していかなければなりません。」と、アドバイスをいただきました。


木のものづくりプロジェクトは、商品化に向けた次のステップへ。
俵ヶ浦半島ならではの商品を皆さんに早くお披露目できるよう、進めていきたいと思います。

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