俵ヶ浦半島の魅力発信!!|チーム俵

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February 17 2020

俵ヶ浦半島の豊かな食材を使った新商品の開発へ!

俵ヶ浦半島の豊かな食材を使った新商品の開発へ!        
        

Photo / Koichiro Fujimoto

■ 豊かな食に恵まれた俵ヶ浦半島
          
赤土の畑で採れた野菜や九十九島の海で育った海産物など、俵ヶ浦半島にはその豊かな自然の恵みがたくさん。

チーム俵が運営する「半島キッチン ツッテホッテ」では、名前の由来が「地元の食材を『釣って掘って』」であるように、新鮮な野菜や果物などの直売に加え、地元食材を使ったコロッケや旬の果実を使ったドリンクを提供し、その魅力を発信しています。

また、半島の食の豊かさをさらに伝えるべく、チーム俵・ご当地部を中心に生産者の方々との意見交換会を開催。農産物を活用した加工品づくりやツッテホッテでの販売促進など、そのアイデアを出し合ってきました。

昨年1月に開催した、俵ヶ浦半島の農産物の活用に向けた生産者との意見交換会。

 

■ 俵ヶ浦ならではのメニュー開発に向けて

そうした中、俵ヶ浦町の女性グループが、調理施設をつくって「マザーズたわらんだ」を結成。

最初は地元の会合に料理を出していましたが、その美味しさが評判となり、今では市内の直売所に卸すようにもなりました。そこで、マザーズたわらんだの皆さんと一緒に新たな飲食メニューの開発を進めていくことに。

新商品の開発にあたっては、俵ヶ浦半島産の食材の美味しさが味わえる、その魅力が伝えられるメニューでなければなりません。また、普段なかなか味わえないような、他の地域とは違う特色を出していくことも重要だと考えています。活用する地域産品の選択、飲食メニューの検討などは、専門家である料理人の近藤直子さん、フードコンサルタントの小野聖史さんにもアドバイスをもらいながら進めてきました。

 

■ 地域の特色と季節感が味わえる「おこわ」の開発

展海峰に来られるお客さんからは、コロッケと一緒に食べられる主食的なメニューや魚介類を使った商品を希望される声も挙がっていました。そこで、風味が濃厚な牡蠣や俵ヶ浦半島の旬の野菜を活かせるメニューとして、「おこわ」の開発に絞り込みむことに。おこわは素材の旨みを十分に引き出すことができ、旬の食材を活用することで季節感や地域感を出すことができます。

また、佐世保には、いりこやあごのように極上の出汁が取れる材料があります。最近では自宅で出汁をとる家庭も少なくなっていると聞きます。出汁にも地場産品を積極的に活用することで、その普及にも役立てられれば、との思いも込めました。

10月、翌日に控えたコスモスウォークでの試験販売に向け、マザーズたわらんだの皆さんとおこわの試作を行いました。専門家と相談しながら食材を出し合った結果、旬の秋ナスとミョウガのおこわ、半島の特産品であるジャガイモとひじきのおこわ、ジャガイモと青菜のおこわの3種類を作ってみることに。

おこわは、それぞれ食材を活かすためにひと工夫。ジャガイモには柚子の風味を加え、ナスは皮をきんぴらにして、食感も楽しめるようにしています。
この日はおこわの他にも新鮮なエソを使った「魚ロッケ」も試作。食べ比べながら、さらなる味の工夫に向けて議論を重ねました。

専門家の近藤さん(左)に調理の工夫を教わるマザーズたわらんだの皆さん。

ナスの皮は細かく刻んで食感のアクセントに。

食材の仕込みにも工夫を加えた、ナスとミョウガのおこわ。

ジャガイモのおこわ。ジャガイモは一度素揚げして柚子の風味をプラス。爽やかな香りが広がるおこわに。

完成した3種類のおこわ。

エソのすり身に野菜を混ぜ合わせ、ふわりと揚げた特製魚ロッケ。

試食後、専門家の方々と熱心に意見を交わします。

 

■ コスモスウォーク会場にて「俵ヶ浦半島 季節のおこわ」を試験販売

そして迎えたおこわの試験販売当日。

前日に試作した3種のうち「秋ナスのおこわ」に絞って調理・販売を行いましたが、大好評であっという間に完売となりました。魚ロッケも早々に売り切れ、新商品に対する期待度の高さが伺えます。

コスモスウォークのブースで行ったおこわの試験販売。

 

チーム俵ご当地部で、マザーズたわらんだの長谷川紀美枝さんは、
「おこわと言えば山菜や赤飯のイメージでしたが、ナスやジャガイモなど、いろんなメニューが作れるのは意外でした。最近では私自身もおこわを蒸す機会が減ってきたのもありますし、皆さんも普段食べる機会が少ないこともあって買ってもらえたのではないでしょうか。魚ロッケも俵ヶ浦半島らしく、分かりやすくて良かったのかも。これから実際の販売に向けて、きちんと考えていかんとですね。」
と振り返ります。

俵ヶ浦半島特産のジャガイモやひじきに加え、秋はなす、冬は牡蠣……と俵ヶ浦半島の旬の食材に合わせて様々な味わいが楽しめる「俵ヶ浦半島 季節のおこわ」。

現在、新たな季節の食材を使った試作を行なっています。早く皆さんにお届けできるよう、調理や提供、販売の方法などの検討も引き続き進めていきたいと思います!

 

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